昭和34年(1959年)4月 |
鉄道荷役作業の合理化と安全化を目指し、貨車入換用車両移動機の開発を行い、数種の試作と実地試験の結果、ANT10型車両移動機を完成。
本格生産販売を機に新会社「朝日トレーディング株式会社」を設立。 |
昭和38年4月(1963年) |
アント車両移動機は発売後短期間で荷役業界に確固たる地位を占めるに至り、社名を「アント工業株式会社」に改称。
エンジン出力を向上させた、ANT15型車両移動機を販売開始。 |
昭和40年4月(1965年) |
更なる作業性の向上と省力化を達成する為、油圧ジャッキ方式のANT15-2型の販売を開始。
現在のアントのベースモデルを確立。 |
昭和44年4月(1967年) |
当時の国鉄標準規格品の認証を得ると共に、エンジン出力の向上を図ったアント工業最多量販機種ANT15-3型車両移動機の販売を開始。 |
昭和46年11月(1971年) |
より高性能なアントをとのご要望に応え、大出力ディーゼルエンジンを搭載したANT77型車両移動機の販売を開始。 |
昭和48年6月(1973年) |
アント車両移動機の現場対応範囲を大幅に拡張する「軌陸両用機構(RR型)」を搭載した、ANT40RR型車両移動機の販売を開始。 |
昭和52年1月(1977年) |
高温や粉塵など、危険な作業現場における重量物の移動において威力を発揮する、無線操縦式車両移動機の開発に成功。
溶滓(ようさい)鍋台車移動用として製鉄メーカーに納入。 |
昭和56年4月(1981年) |
更なる性能向上を目的に、搭載エンジンを変更したANT20型車両移動機を開発。 同時にウェイトボックス搭載タイプのANT20W型車両移動機もモデルチェンジ。 |
昭和60年3月(1985年) |
国鉄大船工場向けに金属切削粉の裁断・搬送装置(クラッシャ・コンベア)を提案。
運用後の成績を評価され、鉄道向け特殊仕様切粉処理システムとして全国展開を開始。 |
平成3年2月(1991年) |
帝都高速度交通営団新木場CR開設に伴い、バッテリー式アント車両移動機(ANT40B型)を納入。
電気式アント車両移動機の販売を本格開始。 |
平成4年3月(1992年) |
けん引力の増大・走行騒音の低減を目的に開発・販売を続けていた特殊ウレタン車輪が、実用新案(第1908762号)として認証される。 |
平成8年2月(1996年) |
従来の在姿車輪転削作業において、転削対象編成車両のブレーキコック開閉作業は作業者の手動操作により行っていた。 これは、万一のヒューマンミスによる台車のブレーキコック復帰忘れがあった場合、その危険度は計り知れないものがあった。
これを解決するため、アント車両移動機側からブレーキ緩解状態を保持するシステムを開発。 東日本旅客鉄道株式会社横浜支社に当該システムを実装したアント車両移動機を納入。
作業環境の改善だけではなく、鉄道運行システム自体の安全に寄与するトータルなアプリケーションを完成。 |
平成13年1月(2001年) |
事業内容の拡大のため、建設業の許可票を申請、承認を受ける。 電気工事業および機械器具設置工事業の認証を取得。 |
平成16年2月(2004年) |
東日本旅客鉄道株式会社東京総合車両センター新系列東棟新設に伴い、自車位置認識機能を備えた集中制御方式プログラマブル−ハイテクアント、ANT100DRT-P型を新規開発、納入。
当該機には周辺機器との連係機能も実装し、車両検修作業システムのハイテク化、高信頼性化、新系列ハイテク車両との技術レベルを整合させる。 |
平成18年9月(2006年) |
ジャッキアップ式アント車両移動機をフルモデルチェンジ。 ANT22型として販売開始。 |
平成20年12月(2008年) |
アント工業株式会社の社会貢献事業として、貨物鉄道博物館所蔵のANT15型の無償修繕を決定。 |
平成22年3月(2010年) |
新エンジンを採用した小型アント、ANT22W型を販売開始。 |
平成23年2月(2011年) |
電車10両編成対応の電気式インバータ制御アント、ANT60E型を販売開始。 |
平成25年12月(2013年) |
油圧駆動式バッテリアントに軌陸車を設定。 ANT30E(B)-R型を納車。 |
平成27年2月(2015年) |
アント工業株式会社の社会貢献第二弾!
新潟県糸魚川市 糸魚川駅構内の糸魚川ジオステーション ジオパル内に静態保存されている国鉄型気動車[キハ52型]の展示移動用にアント15W型を無償整備・譲渡しました。 |
平成30年2月(2018年) |
油圧制御式小型アント、ANT30DW型を量産化。
クラッチ操作が不要となり、従来のトルクコンバータ式アントよりブレーキ性能大幅アップとなる。 |